風疹とは
原因
風疹ウイルス
潜伏期
2~3週間
流行時期
幼児から学童に見られます。平成9年以降全国的な流行は見られなくなりましたが、まだまだ注意が必要です。
全身症状と皮膚の症状
くしゃみや喉の痛み等の症状が現われます。その後、発疹はまず顔に現われ、体幹や手足へと1日で急に全身に広がります。そして耳の後ろや後頭部のリンパ節が腫れるのが特徴です。関節の痛みを起こすこともあります。麻疹ほどの強い赤みは出ず、発熱も微熱程度ですむことが一般的です。なかには全身の症状がなく、急にぶつぶつが現われることもあります。赤いぶつぶつは3~4日で消えます。
他の人への感染
発疹が出る前のくしゃみや喉の痛みがある時期からすでに飛沫感染を起こします。そして赤いぶつぶつが消えるまで他の人に感染させる可能性があります。
注意すべき点
はまれに脳炎、紫斑病が起こることがありますから、痙攀を起こしたり意識がおかしくなったり、鼻血が出たりすれば再度受診してください。大人が感染すると全身症状が 強く出ることがあります。妊婦が妊娠早期に風疹に感染すると白内障、心臓病、難聴 のある赤ちゃんが生まれることがあります。とくに昭和54年4月2日生まれ~昭和62年10月1日生まれの方の風疹の予防接種率が低いのが現状です。予防接種を受けていない人は予防接種を受けましょう。