現在、当院では予約は受け付けておりません。また、美容に関する施術および化粧品、サプリメントの販売は行っておりません。

東大阪市西石切町にある皮膚科クリニック

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にきび

にきび(ニキビ・ざそう・尋常性ざ瘡)

ニキビは、思春期以降のおでこ、鼻のまわり、胸部、背部、頸部など皮脂腺の発達したところにできる毛穴の炎症で、ホルモンの分泌の活発になる思春期以降に見られるものです。

ニキビのできかた

思春期になると皮脂の分泌が増え、角質層も厚くなるため、毛穴が閉じてしまいます。そのため皮脂が過剰にたまり、白く見えるようになります(白ニキビ)。また毛穴が開いた場合、たまった皮脂が空気に触れたり、開いた毛穴に汚れや化粧品がつまることによって黒く見えます(黒ニキビ)。毛穴の周りにはニキビ菌がもともと存在しています。毛穴に皮脂がたまると、ニキビ菌はこの皮脂を好んで栄養にしてどんどん増殖します。皮脂はニキビ菌のもつ酵素によって分解されると脂肪酸となり、この酸が炎症を引き起こすため赤くなります(赤ニキビ)。さらに過剰にニキビ菌が増殖すると、白血球が集まり、黄色く化膿したニキビ(黄ニキビ)となってしまいます。

女性の場合、黄体ホルモンも皮脂の分泌を促進するため、月経前後にニキビが悪くなることがあります。最近は20歳台後半~30歳台の女性でニキビがひどくなる傾向があります。この年齢層にできるニキビは、顎のまわりや首、頬に多く、赤みが強いのが特徴です。化粧や体質だけでなく、女性の社会進出に伴うストレスが影響をしていると考えられています。

スキンケア

朝と夜に、手をきれいに洗った上で、40℃位のぬるま湯で洗顔してください。額や鼻のまわりから、泡で顔を包み込むように洗ってください。洗顔後は石鹸をしっかりすすいで、水分をタオルでおさえるように吸い取ってください。日本人の場合、額、鼻、顎に比べて頬は乾燥しやすく、ニキビもひどくなりがちです。エアコンのきいた部屋は乾燥していますから、保湿クリームを忘れずに塗りましょう。

化粧

化粧をしている時間とニキビの程度には関係があります。ファンデーションは軽めにポイントメイクにとどめておきましょう。メイクをした後はクレンジングでしっかり落としてください。夏場の紫外線は、ニキビの原因となります。日焼け止めクリームを塗りましょう。

食事

間食、偏食、過食、夜食は止め、バランスのとれた食事をしてください。アルコール、刺激物、脂っこいもの、炭水化物(甘いもの)、ナッツ類を過剰に摂取すると、皮脂の分泌が高まります。ニキビがひどいときは、控えておきましょう。

日常生活

寝不足やイライラはストレスを増し、ホルモンの分泌異常をきたすため、ニキビが容易に悪化します。夜更かしはやめて、睡眠を十分とって、規則正しい生活を心がけてください。またヘアーバンドなど、毛先がニキビを刺激しないようにヘアースタイルの工夫が必要です。顔に手をやる、頬杖をつく等の癖があれば直しましょう。

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