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東大阪市西石切町にある皮膚科クリニック

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子供のスキンケア

子供(赤ちゃん・小児)の皮膚(スキンケア)

湿疹が出来ない子供はいない、といわれるぐらいに子供の皮膚のトラブルは多いものです。これは皮膚の厚さも大人よりも薄く、ちょっとした傷や汚れも皮膚の炎症、痒みに結び付くからです。そして、自分で体を洗ったり、症状をうまく訴えることの出来ない子供にとって痒みは最大のストレスとなりますから、しっかりと観察して、汚れがあれば丁寧に洗い、乾燥があれば保湿してあげることがスキンケアの第一歩です。

スキンケア

生まれて1~2ヵ月間の赤ちゃんの肌は一時的に皮脂分泌が盛んです。頭や顔の皮脂腺から脂肪が多く分泌され、炎症を起こす結果クリーム色のかさぶたが頭や顔面を覆うことがあります。これはお腹の中にいたときのお母さんのホルモンの影響が残っているためです。カサブタが厚くこびりついている場合は、白色ワセリンやオリーブオイルを塗って30分程おいた後、お風呂で洗いながしてください。無理に剥がす必要はありません。お母さんのホルモンの影響がなくなる2~3ヵ月を過ぎると、急に皮脂の分泌が減少し、逆に乾燥肌になりやすくなります。皮膚の油分をつくる皮脂腺の発達がまだまだ充分ではないためです。とくに頬は乾燥しがちで、汗、 涙、鼻水、食べこぼし、よだれなどによる汚れなどで湿疹が出来やすい場所です。食べこぼしがあれば、濡れタオルで優しく抑えるように拭いてあげてください。保湿クリームは手のひらを使って良く延ばしてから優しく、薄く塗ってください。手づかみで食べるようになれば、手、特に指の間を忘れずに洗ってあげましょう

衣類

肌に直接触れる下着も木綿製の肌に優しい素材のものにして、ナイロンやウール素材は避けましょう。子供服のアクセサリーや襟の部分が刺激になっていたり、抱っこするお母さんの服が刺激になっている場合がありますので、注意が必要です。

入浴

体を清潔にすることが大切です。軽い風邪症状で熱が出ていないのであれば、入浴は構いません。入浴しないままだと、かえって痒みの原因になることがあるからです。痒みのある時は、熱い風呂に長くつかることは避けてください。赤ちゃんは、お母さんのおなかの中で慣れた体温に近い温度(38℃程度)がちょうどよい入浴温度です。小学生くらいまでは40℃を超えないほうが良いでしょう。また乳児の皮膚は丸みを帯びているため、密着した首筋の奥などに汗や汚れがたまりやすくなっています。皮膚のしわになったところも忘れずに洗ってあげましょう。とびひやカンジダ症の予防にもなります。洗うときは、木綿のタオルで摩擦にならないように、優しく洗ってあげてください。石鹸の泡の力でも汚れはとれますから、強くこする必要はありません。最近は子供向けの石鹸が市販されていますので、お子さんの肌質にあったものを選んであげるとよいでしょう。なお薬用石鹸は刺激になることがありますので避けてください。

おむつかぶれ

6ヵ月を過ぎて尿や便の量が増えると多く見られるようになります。おむつかぶれは尿や便、汗とおむつの接触、便の拭き方が関係します。長時間おむつが汚れたままだと、尿や便に含まれる刺激物質や細菌、カビなどでおむつかぶれを起こしやすくなります。また下痢のときには、おむつの繊維が目詰まりをおこし、尿の吸収も悪くなり、おむつかぶれがひどくなります。下痢のときは、洗面器に入れたぬるま湯の中でおしりを洗ってあげて下さい。濡れたガーゼで優しく押さえるように汚れをとってあげるだけでもよいでしょう。おむつは頻回にかえて、おむつの中に尿や便がとどまる時間を出来るだけ短くしましょう。そのため、おむつの漏れ止め(ギャザー)や水分を吸収する部分に赤みが出て、ヒリヒリすることがあります。おむつは体にあったサイズのものを選ぶようにしましょう。お尻拭きは刺激になることがありますので、常用しないほうがよいでしょう。

あせも

あせもは汗の管がふやけたり、汚れでつまることによって、汗の排出が妨げられることが原因でできます。汗の腺がつまった状態でたくさん汗をかくと、汗の管が破裂し、汗が周囲の組織に漏れ出して炎症を起こし、赤くなって痒みを生じます。幼小児期は哺乳後、泣いた後、睡眠前後で汗をかきやすく、あせもがひどくなりやすい傾向があります。夏はクーラーを使用するのも一つの方法です。また冬場でも不必要な厚着によって、あせもがみられます。どの程度、汗をかいているか、直接さわって確かめてあげましょう。吸湿性のよい木綿の肌着なら、汗が容易に蒸発して、あせもの予防になります。

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