溶連菌感染症(しょう紅熱)とは
原因
A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)が原因です。溶連菌が喉の粘膜に付着して起こる感染症で、赤いぶつぶつはこの細菌が作り出す毒素が原因です。
潜伏期
2~3日
流行時期
幼稚園児から小学生に多く見られます。
全身症状と皮膚の症状
喉の腫れや痛みが出るなどの上気道炎症状が見られた後、高熱が出ると同時に細かい赤いぶつぶつが出来ます。顔面や脇、そけい部、首など皮膚が擦れるところに見られるのが特徴です。顔や足がむくむこともあります。その後、舌がイチゴのように腫れたり、手足の皮膚の皮がむけることがあります。
他の人への感染
高熱が出ているときが最も強い感染力のある時期です。しかし抗生物質をしっかり服用すれば他の人に感染させることはなくなります。
注意すべき点
元気な高齢者で、突然重篤な症状で溶連菌感染症を発症することがあるので注意が必要です。