水ぶくれができた場合
水ぶくれをつくる疾患のうち、よくみられるものには帯状疱疹、単純ヘルペスがあります。また皮膚の炎症が強いと、赤みやジクジクだけでなく、水ぶくれをつくることがあります。たとえば、化学薬品、ウルシ、ハゼノキ、クラゲ、ウニなど刺激性をもつ物質に触れた場合、かぶれや虫(蜂、毛虫、蚊、ムカデ、ノミ、ダニ)にさされた場合に水ぶくれが見られることがあります。
帯状疱疹
- 小さな水ぶくれが帯状に並んで、比較的広い範囲に強い痛みを伴います。
- 水ぼうそうウイルスによって水ぶくれができます。
- 何も塗らず、ガーゼを当てて受診してください。
- 入浴は控え、シャワーにしましょう。
- 水ぶくれを濡らしたり、さわったり、破ったりしないでください。
- 睡眠を十分とり安静を心がけ、お酒も控えてください。
- 神経痛を残さないためにも、早期から治療することが大切です。
- 目や耳の近くにできた場合、50歳以上の方、糖尿病など基礎疾患のある人は注意してください。
- 水ぼうそうにかかったことがない人にウイルスが感染すると、帯状疱疹ではなく、水ぼうそうになる可能性があります。(帯状疱疹自体が感染することはありません。)
ヘルペス(口唇ヘルペスがもっともよく見られます。)
- 高熱が出た時、長時間強い日差しに当たった後、疲れた時に見られます。
- 痛みや痒み、熱をもった感じがあります。
- 体の抵抗力が落ちていることが多いので、睡眠を十分とり、体調を整えて下さい。
- 赤みや痛みが強い場合は入浴はシャワー程度にし、お酒も控えましょう。
- よく再発する人は、水ぶくれがなくても、ぴりぴり、ちくちくなどの症状がある段階から治療しておけば症状が軽くすむことがあります。
- ステロイド軟膏は塗らないでください。
- 抗ウイルス薬が効果的です。