手足口病とは
原因
コクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)など
潜伏期
2~7日
流行時期
6~8月に乳幼児によく見られます。
全身症状と皮膚の症状
熱が出ないことが多いのですが、37~38度の発熱や体のだるさを訴えることもあります。手のひら、足の裏、口の中に点状の赤いぶつぶつができ、よく見るとそれら は米粒程の大きさの楕円形の水ぶくれです。お尻や膝にも赤い水ぶくれが見られるこ とがあります。約1週間で乾燥して治ります。なお初期には口内炎しか見られないことがあり、手や足に水ぶくれが出現してはじめて手足口病と診断される場合があります。
他の人への感染
くしゃみなどの風邪症状が見られる時からすでに強い感染力があります(飛沫感染)。また治りつつあるときでも便からウイルスが排出されるため2~4週間と比較的長期間他の人への感染させる時期が続きます。まれに子供から両親に感染することもあります。
注意すべき点
合併症として髄膜炎が見られることがあり、治ってからも頭痛や嘔吐、発熱が続く場合は再度受診してください。