皮膚の病気

乾癬

正常の皮膚では一定の周期で常に皮膚の表面に新しい角質が生まれ、古い角質はアカとなってはがれ落ちる「ターンオーバー」といわれる一定のサイクルを繰り返しています。正常ではこのサイクルは1ヵ月半程度です。乾癬では、この「ターンオーバー」が3、4日と非常に短いサイクルとなっています。そのため出来た角質は分厚く不完全でもろく、フケのようにポロポロとはがれ落ちてしまいます。そして無理にカサブタを剥がそうとするとわずかに点々と出血がみられます。多くの場合、頭から始まり、その後、膝、肘、腰、お尻など刺激を受けやすい皮膚にできやすい傾向があります。爪の変形や変色もみられます。一般に、全身の症状を伴うなうことはありませんが、肘、膝の関節の痛みや腫れがみられるタイプもあります。乾癬という病気は皮膚の症状がよくなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴 で、悪化のきっかけには、精神的ストレスや風邪、肉類中心の欧米化した食生活、肥満、アルコール、喫煙、気候、生活環境などが考えられています。ただ、ウイルスや細菌が原因となる病気ではありませんから、他の人に感染させたりすることはありませんし、日本人では遺伝的素因はまれです。乾癬がなぜ起こるか、どうしてこんな症状が出てくるのか、完全には明らかにされていません。乾癬を起こしやすい体質があって、それに何らかの外的要因が加わって発症するのではないかと考えられています。最近では、免疫を担当する細胞であるリンパ球に変調をきたし、リンパ球が皮膚に集まりやすくなり、集まってきたリンパ球から出る物質(サイトカイン)が皮膚の細胞を刺激する結果、皮膚が赤く盛り上がって厚いカサブタをつけるようになる、という説が注目されています。
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01.スキンケア

乾癬では一見正常に見えている皮膚でも、刺激が加わるとそこから乾癬が出現してしまうことがあります。たとえば、刺激を受けやすい肘や膝は乾癬が発症しやすい部分です。正座は避け、カサブタを無理にはがしたりしないようにしてください。刺激を少なくするためゆったりした服を着ましょう。欧米化した食生活も関係しているといわれていますから、脂肪分の多い食事は避け、バランスのとれた食事をすることが大切です。乾癬に対し日光浴療法が有効であることがわかっています。過度の日焼けはかえって刺激になりますが、夏場は紫外線を通す服を着る、半袖半ズボンにするのも良いでしょう。

02.乾癬の治療

治療は塗り薬としてステロイド剤、ビタミンD剤、飲み薬としてビタミンA 酸誘導体、免疫抑制剤があります。紫外線療法としてPUVA 療法(ソラレンという化学物質を塗ってから A紫外線を当てる治療)が行われてきましたが、最近では塗り薬を必要とせず日焼け反応をあまり起こさない波長の紫外線を照射するだけのナローバンドUVB療法(狭い波長領域に限定した B紫外線)があります。(当院ではナローバンドUVB療法も行っております。)乾癬という病気を治癒の状態にもっていくことがなかなか難しいのですが、長期間にわたって皮疹が出ない状況が続けている人もあります。根気よく治療を続ける必要があります。

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