皮膚の病気

水虫(水むし・白癬・爪水虫・いんきんたむし・ぜにたむし)

水虫はカビ(真菌)の一種である白癬菌が皮膚の表面の角層という部分に付着し、そこで繁殖して芽を出して、症状を引き起こします。年齢を問わず、すべての人に感染する可能性があります。白癬菌は皮膚や爪を構成する蛋白であるケラチンを栄養源にして増殖します。適当な湿度のあるところを好む菌ですので、蒸れやすい足は格好の増殖場所ですが、条件さえ揃えば、陰部や脇、手、毛穴など、他のどの場所でも増殖します。(頭に出来るものをシラクモ、体に出来るものをゼニタムシ、股に出来るものをインキンタムシといいます。) 一般に水虫はかゆいものと思われていますが、かゆみをともなわないこともありますし、かゆみの程度と水虫の重症度は関係がありません。見た目も多彩で、早期には、足の指と指のあいだが白くふやけてただれるもの(趾間ビラン型)、小さな水膨れができるもの(小水疱型)が見られます。治療しないままだと、かかと付近の皮膚がゴワゴワ厚くなって、固くなったり(角質増殖型足白癬)、さらに爪に白癬菌が感染して、爪が分厚くなり、もろくなってしまうもの(爪白癬)へと進行していきます。梅雨時から夏にかけて悪化することが多いですが、角質増殖型足白癬のように、冬に足にひび割れを作って、症状を引き起こすタイプもあります。もともと白癬菌の感染力は弱く、水ぶくれをつくったり、カサカサしたりなど、いわゆる水虫として症状が現われるようになるためには、白癬菌が皮膚に付着するだけでなく、そこで繁殖することが必要です。

01.水虫のスキンケア

白癬菌は乾燥を嫌います。まず、清潔と乾燥によって菌の数を減らしましょう。とくに足の指と指が引っ付いている人で、汗をよくかく人は水虫になりやすい傾向があります。入浴したときに、足の裏や足の指の間を丁寧に洗えば、付着した菌はアカとともにとれるはずです。ただし、軽石は、繰り返し使うことによって白癬菌で汚染されてしまうため、お勧めできません。靴は長時間履いていることが多いため、白癬菌が増殖しやすくなります。靴は蒸れないように、少し大きさに余裕のあるものを選び、靴の中を乾かすため、毎日同じ靴を履かないようにしましょう。靴下も吸湿性に優れたものにしてください。5本指の靴下は効果的です。なるべく、靴を履く時間を短くし、可能ならサンダル履きしましょう。

02.掃除

白癬菌は皮膚の主な蛋白であるケラチンを栄養にして増殖します。布団や毛布、床で白癬菌が増殖できる訳ではありません。そうしたところに白癬菌の潜んだ足の皮膚の垢や爪のかけらが残っているため人に感染するのです。とくに風呂場のバスマットは適度な温度と湿り気がある上がり、アカがたくさんついているので白癬菌もどんどん繁殖し、感染を媒介しやすいところです。バスマットはマメに天日干しし、乾燥させてください。床、畳、フローリングは掃除機をかけ、併せて拭き掃除をしましょう。また仕事先の靴やスリッパ、マット、バスタオルなど不特定多数の人が利用するものからも感染するので要注意です。

03.塗り薬の使い方

水疱やカサカサしているところよりも、少し広い範囲(5平方センチ)に毎日決められた回数だけ塗るのがコツです。最近では1日1回塗るだけで十分な効果が得られる塗り薬が主流になりつつあります。入浴後にぬれば、皮膚がふやけているため、薬がよく浸透し効果的です。何回も塗ったり、たくさん塗ったりしても効果は全く変わりません。毎日塗ることを忘れないようにしましょう。水また虫菌は皮膚表面よりもほんの少し深い表皮にも潜んでいるため、一見きれいになったように見えたからといって、治療を止めると再発しがちです。治ったと思っても、約1~2ヵ月は続けて外用してください。爪の中に白癬菌が入るタイプ(爪白癬)になると、塗り薬ではあまり効果がありません。硬い爪が邪魔になって、塗り薬が白癬菌が増殖しているところまで到達しないからです。のみ薬なら、薬の成分が血流に乗って爪に到達し、薬の成分の含んだ爪に置き換えることによって、爪の中から白癬菌を追い出すことができます。服用期間は、爪の生え変わる4~6ヵ月です。角質が厚くなったタイプの水虫では水虫の薬に尿素軟膏を重ねて塗るのも方法です。しかし、十分な効果が得られない場合は、のみ薬が必要なことがあります。なお、酢などの民間療法や消毒薬では白癬菌を退治することは出来ません。

新しいタイプの水虫

最近、外国から入ってきた新型水虫(トリコフィトン トンズランス菌)が注目されています。頭部、前腕部、胸部、頸部など露出したところに、わずかに赤みを伴う皮疹が見られるのが特徴です。格闘技系(レスリングや柔道など)のクラブ部員を中心に、集団発生する傾向がみられます。従来の水虫と比べて感染力が非常に強力で、接触するだけでも感染してしまいます。また頭髪の中に入り込むと、保菌者となり難治性となってしまいます。格闘技をしている人で、フケが増えた、頭がかゆい、部分的にカサブタが出来ているという人は検査してもらう必要があります。

新しいタイプの水虫のスキンケア

普通の水虫より、徹底した感染予防対策と治療が必要です。部活練習後はシャワーや入浴し、特に頭、体を洗いましょう。その後、丁寧に塗り薬を塗ってください。抜毛やアカには、この菌がついている可能性があります。ヘアーブラシは自分専用にしておきましょう。

練習場や自分の部屋は電気掃除機で毎日掃除し、練習着はまめに洗濯しましょう。また、家族内、部員内に同じ症状の人がいれば早めに治療するように勧めましょう。

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