皮膚の病気

皮膚炎・湿疹(その他)

01.自家感作性皮膚炎(じかかんさせいひふえん)

皮膚の炎症が治りきらないままだと、何らかの原因で急に悪化することがあります。その際、局所でアレルギーを起こす物質が作られ、それが血液の流れに乗って運ばれる結果、全身に発疹ができるのが自家感作性皮膚炎です。
引っかいた部分にも新たな発疹が誘発されることがあります。くり返しているうちに治りにくくなりますので早めに治療を受けましょう。

02.貨幣状湿疹(かへいじょうしっしん)

発疹の形を表す病名で、貨幣(コイン)の形をした湿疹をいいます。赤くてジクジクした発疹が集まった円形の発疹です。とくに、両下腿の前面に見られ強いかゆみを生じます。完全に治るまでしっかり治療を受ける必要があります。治りきらないままだと、アレルギー反応をおこして急に他の部位にも発疹が広がることがあります。

03.紅皮症(こうひしょう)

全身の皮膚が赤く腫れてガサガサする病気です。発疹の状態を示す病名で、その原因にはさまざまなものがあります。全身の皮膚が赤く腫れてボロボロと皮がむけ、強いかゆみをともないます。熱が出て体がだるくなったり寒気がすることもあります。リンパ節が腫れることもあります。長く続くと、毛が抜けたり爪が変形することもあります。全身症状が強いときは、入院した上で治療を行うことがあります。

04.皮脂欠乏症(乾皮症)と皮脂欠乏性湿疹(乾燥性湿疹)

皮脂が少なくなる結果、皮膚の水分量が低下してカサカサするものを皮脂欠乏症(乾皮症)といいます。皮脂欠乏症が原因でおこる湿疹を皮脂欠乏性湿疹といいます。皮脂欠乏症ではバリアー機能が低下します。ひっかき傷だけでなく衣類との摩擦刺激などの弱い刺激でも湿疹ができることがあります。部位によって皮脂の分泌の多いところと少ないところがあります。たとえば、頬や目のまわり、上腕から肩にかけての部位、ふともも、すね、腰まわり、下腹部はもともと皮脂腺が少ないため皮膚が乾燥しやすい部位です。乾燥症状が進むとかゆみが強くなったり湿疹ができやすくなります。典型的な場合、すねにさざ波のような赤いひび割れのような発疹がみられます。

05.主婦手湿疹

指や手のひらがカサカサして、ひどい場合は赤いブツブツやひび割れができます。主婦に限らず、水仕事の多い方なら誰にでもおこります。洗剤(シャンプーを含む)など比較的弱い刺激が長い期間くり返されるためにおこることが多いようです。とくに素手で洗剤に触れていると皮脂がとれてしまいます。また冬は熱いお湯を使う機会も多く、ふやけることで保湿因子が溶け出して湿疹ができやすくなります。

06.進行性手掌角皮症(しんこうせいしゅしょうかくひしょう)

指は皮脂の分泌が少ないため、外からの刺激に弱い状態にあります。進行性手掌角皮症とは刺激がくり返されることで皮膚が乾燥して硬くなり、角質層がはがれて指紋が見えにくくなるものです。さらに悪化するとひび割れができたり、手のひらまでカサカサが広がったりします。主婦、美容関係、書類をたくさん扱う方の利き手に多い傾向があります。冬に悪化し、夏に軽快する傾向があります。

皮膚の病気症一覧

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