皮膚の病気

単純ヘルペス(単純疱疹)

ヘルペスとは皮膚や粘膜に小さな水膨れのことをいい、もっともよく見られるものが単純ヘルペスウイルスの感染によるものです。単純ヘルペスウイルスには2種類あり、症状の出る場所からI 型ウイルスとII 型ウイルスに分けられます。I 型ウイルスは上半身、特に顔面、唇、口腔内に、II 型ウイルスは下半身、特に性器の神経節に潜伏します。

01.単純ヘルペス(口唇ヘルペス)

単純ヘルペスは、日焼けやストレス、発熱、月経を契機に再発を繰り返す感染症です。唇や口のまわりに出来るものを口唇ヘルペスといい、単純ヘルペスの中でもっともよく見られます。熱が出たあと、3~4日してから直径2~3mm の小さな水疱が集まって出来る、いわゆる「熱の華」はヘルペスウイルスの再発です。華が咲いたように水疱が出るので、このようにいいます。このウイルスは、感染力の強いウイルスで、直接の接触以外に、タオルや食器を介しても感染します。乳幼児期に初めて感染し、症状が出た場合は、歯茎や口の中に小さな水疱やビランが多発します。そして発熱など全身症状を伴います。(ヘルペス性歯肉口内炎といいます。)。しかし、多くは症状が出ないまま、直接皮膚から侵入して感染していることが多いのです。ほとんどの人が、20歳までに感染しているといわれます。そして治った後も、このウイルスは神経節の細胞に潜んでじっとしています。数ヵ月~数年たって、疲労やストレス、高熱、過度の紫外線を浴びるなど、体の抵抗力が落ちるたびに、唇の回りなどにポツポツと水疱の再発を繰り返します。また指しゃぶりをする子供では、唾液の中にいるヘルペスウイルスが指に感染してしまうことがあります。(ヘルペスひょう疽といいます。)塗り薬や飲み薬によってその症状は抑えられるのですが、ヘルペスウイルスをすべてやっつけることができないため、また体調が悪くなったときに再発してしまいます。しかし、一般には次第に再発の間隔が延びて、症状がでなくなっていくことが多いようです。治療が早ければ早いほど、症状は軽くすみますから、出来るだけ早く治療を受けましょう。なお、再発を繰り返す人の中には、水疱が出来る前にピリピリ、チクチク、ムズムズなど、再発の予感がある場合があります。この段階で治療を開始すれば、症状はかなり軽くなりますから、予感を感じたら出来るだけ早く治療を開始しましょう。

スキンケア

ヘルペスの出ているところの皮膚の免疫力は落ちています。不用意に触ると他の場所に広げたり、別のバイ菌がはいる可能性があります。手はきれいに洗いましょう。かきこわさないように爪は切っておきましょう。紫外線を浴びると皮膚の免疫力が落ち、ヘルペスが出来やすくなります。海水浴やスキー場では日焼け止めクリームを塗りましょう。水疱が出ている間は、見かけは元気そうでも、ウイルスは活発に活動し、体力や抵抗力は落ちています。適度な運動を行い、ストレス、寝不足、過労、暴飲暴食、胃腸障害、風邪に注意してください。子供の場合は不要な外出を控え、自宅で安静にしましょう。口の中に出来たときは、ウイルスを洗い流すために、うがいが効果的です。なおヘルペスが目のまわりに出ることがあります。ウイルスが目にはいるとヘルペス角膜炎を引き起こすことがあるため、眼科を受診する必要があります。

他の人への感染は?

ほとんどの大人は感染しているので、他の人への感染については神経質になる必要はありません。患部に触れた時は、よく手を洗い、タオルや食器などは別々にしておきましょう。ただし、 <
h4>アトピー性皮膚炎やあせも、おむつかぶれなど、皮膚の炎症のある部分は皮膚の抵抗力が弱っています。皮膚の炎症のあるところに、次々とウイルスが感染してしまうことがあるので注意が必要です (カポジ水痘様発疹症といいます)。またオーラルセックスによってパートナーに性器ヘルペスを発症させることがあるので、ヘルペスが出ているときは控えましょう。

02.性器ヘルペス

II 型ヘルペスは主に性器に症状があらわれます。一般に性器ヘルペスは性交渉で感染することが多いため、性行為感染症ともいわれています。初めて感染した場合は、発熱や倦怠感などの全身症状をともない、痛みも強い傾向があります。特に女性では痛みが強く、排尿困難や歩行困難が生じることもあります。再発した場合は初感染と比較すると症状は軽くすみますが、何度も再発する傾向があります。女性の場合、月経、妊娠、性交を契機になることが多いようです。

スキンケア

清潔で通気性の良い、締め付けない下着を身につけましょう。2~3日は入浴は避けて、シャワーで軽く洗うようにしてください。症状が軽いときでも、性交渉は避ける必要があります。患部に触れたら、手を良く洗い、タオルや食器の共有は避けましょう。もちろん心身の安静を保ち、過労を避けて十分睡眠時間をとることが大切です。

治療は口唇ヘルペスと同じです。なお妊婦に単純ヘルペスが見られた場合は産婦人科に相談してください。

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